こんにちは。
いよいよ来月より消費税が10%に引き上げられますね。
増税について思う所は色々ありますが、今回は車を購入するに当たっての
影響について改めて調べましたので、まとめてみたいと思います。
というのも、今回の増税に際して、生活必需品に対する軽減税率と同様(?)に
自動車に関しても消費の落ち込みに配慮した税制改革が施されます。
車を購入するに当たって課される税金は、
1.消費税
2.自動車取得税
3.自動車税
4.自動車重量税
の4つです。
今回の税制改革で変更が加えられるのは、上記1~3番です。
それぞれについて解説していきます。
1.消費税
これについてはシンプルな話ですね。8%→10%へと2%増税されます。
例えば、車両本体価格税抜300万円の車であれば、6万円課税額が増えるということです。
車は額の大きな買い物ですので、体感的にも大きな変化と思われるのではないでしょうか。
2.自動車取得税
読んで字の如く、自動車を新規取得する際に課される税金です。
消費税との2重課税ではないかとの指摘を受け(?)今回の増税を機に廃止、
代わりに「環境性能割」が導入されます。
(呼び方変えただけでは、、?)
これまで、(概ね)車両本体価格の3%課税(登録車)されていましたが(エコカー減税による軽減はあり)、燃費性能に応じて、0~3%課税となります。
また、2019年10月1日~2020年9月30日までの1年間は、1%軽減されます。
※経済産業省HPより抜粋
3.自動車税
皆様お馴染みの税金ですね。
春先の忘れた頃にやってきて、GW前の浮かれ気分に水を差すヤツです。
排気量に応じて課税されますが、10月以降に登録(車検証発行・ナンバー取得)された車は恒久的に減税となります。
スバルの車は1500㏄~2500㏄のレンジが多いので、毎年3,500円~1,500円減税されます。
(2,000ccの壁がスゴい)
例えば、排気量1600㏄の車(スバルで言うとインプレッサ等)に10年間お乗り頂くと、
3,500円×10年=35,000円減税となると言う事です。
※経済産業省HPより抜粋
例えば、WRX STIでシュミレーションした場合・・・
シュミレーション車種: WRX STI ベースグレード
メーカーオプション:なし
ボディカラー:クリスタルホワイトパール
(VABF4EH-AAC-1X30)
車両本体価格:3,610,000円
■増税前
・消費税:3,610,000円×8%=288,800円
・自動車取得税:97,400円
・自動車税(9月登録の場合月割):19,700円
→合計405,900円
■増税後
・消費税:3,610,000円×10%=361,000円
・環境性能割:64,900円
・自動車税(10月登録):15,000
→合計440,900
■差額・・・35,000円
また、これにナビ等ディーラーオプションを付けられる方が大半ですので、
その分の消費税も差として出て参ります。
概ね5万円程の差になるでしょうか。
この場合ですと、購入後の自動車税の減額(3,500円/年)を考慮した場合においても、
10年乗っても元が取れない、ということになります。
如何でしょうか。
金額だけ見ると、「思ったより影響少ないじゃん」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、この計算には、上で述べた環境性能割の1年間の軽減が含まれています。
つまり、消費増税後にご購入頂く場合でも、今後1年間の内にご購入頂く方がお得になると言えそうです。
ご参考にして頂ければ幸いです。