みなさん、こんにちは。
今回はモータースポーツの話です。
アニメ「頭文字D fifth season」での久保 英次のセリフで
「エボ乗りやインプ乗りにはひとつの信仰みたいなのがあるんやねぇ」
さらに続けて
「ラリーのために開発された車が公道では一番」という考え方について話す件があり、その際乾いた舗装路なら4WDが絶対とは限らない、という趣旨の解説をしています。
スバルのラリーと言えば、WRCを想像される方も多いのではないでしょうか。スバルがWRCに初めて参戦したのが1980年ですから、かなり歴史があるんですよね。
でも今は?もうやってないの?
そんな方のために現在参戦しているラリーのひとつをご紹介します。
ARA(American Rally Association)

Subaru of Americaより画像引用
アメリカでステージラリーを統括している団体で、競技そのものはWRCと近い。
路面がすごくて雪、氷、グラベル、土、舗装路などがあり、ジャンプもかなり大きい。
そこにSubaru Motorsports USAは参戦しています。
そんなSubaru Motorsports USAのドライバーは・・・
DRIVER

Subaru of Americaより画像引用
https://www.subaru.com/Motorsports/subaru-motorsports-usa/usa-rally-drivers-team.html
Travis Pastrana トラヴィス パストラーナ
この人はアメリカラリー界の伝説的存在と言ってもいいのではないでしょうか。
モトクロス/フリースタイルモトクロスから転向した異色の経歴です。
彼の名言といえばやはりこの言葉でしょう。
“motocross with a rollcage!”
訳すとロールケージ付きモトクロス!(笑)そんなことはないと思うが・・・と私は思ってしまいますが。
このお方は本当にたくさんの手術を受けているんですよね。フリースタイルモトクロスで着地を外して脊椎が骨盤が外れるというやばすぎる大ケガを負います。
しかも当時アメリカではほとんど生還例がなかったみたいなんですよね。しばらく車椅子生活になったのですが、その数か月後にまた跳んで、X Gamesに勝っているという・・・
でもただのスタント野郎ではなく、その狂気を速さに変えているのがトラヴィス パストラーナ。
スバルでARA選手権もチャンピオンになってますし、イベントクラスなどでも勝利が多い。
手っ取り早くこの人の狂気の走りを見るなら、2021年のワシントン山のヒルクライム!(YouTubeあります)
まずマシンがすごくて Airslayer STIという完全なワンオフマシンで、その馬力は862馬力!
コースもやばくて全長12.2km、平均勾配12%、ガードレールほぼなし、樹林帯を抜けた先は崖。観光客は低速で慎重に登るらしいのですが、平均時速130km超で飛ばしています。
舗装路でもリヤを少し流して向きを作ったり、崖が見えていても減速せずに車の向きを作ってからアクセルで引っ張るといったまさにラリードライバーの真骨頂が見れます。
アグレッシブなドライバーが好きな方にはぜひ推したいドライバーです!
Co-Driver

Subaru of Americaより画像引用
https://www.subaru.com/Motorsports/subaru-motorsports-usa/usa-rally-drivers-team.html
Rhianon Gelsomino リアノン・ゲルソミーノ
ラリーのCo-Driverというのは、ドライバーと一緒に車を走らせるパートナーです。昔はナビゲーターと呼ばれることも多かったですね。
でもリアノンはナビゲーターと呼ばれるにふさわしくはないでしょう。本格派プロコドライバーです!
彼女は準備がすごく丁寧でレキの動画分析やペースノートの精度を何度もバージョンアップしている。
これは個人的な意見ですが、感覚派のパストラーナをリアノンがノートの精度でカバーしている感じですね。
リアノンが初めてパストラーナと組んだのは2020年の第3戦 Ojibwe Forests Rally
この年のパストラナは1.Sno*Drift欠場、2.Southern Ohio Forest Rallyではリタイヤというあまり良くない流れで、しかもコロナで短縮された中でのシーズンの中盤戦でした。
しかしそこでいきなりの優勝!
パストラーナも「彼女の準備からめちゃくちゃ学んだ」と言ってるくらいなので、コドライバーの仕事の深さを象徴した人物です。
Vehicle Lineup

Subaru of Americaより画像引用
https://www.subaru.com/Motorsports/subaru-motorsports-usa/usa-rally-car-lineup.html
パストラーナが乗っている車両はWRX ARA25Lで、市販WRXに近いベースでブーストなどに制限がかかっているクラスです。
馬力は275!そんなにないんですよ。
パストラーナは「新しいWRXのエンジンはトルクがかなりある」と言ってるし、ピークパワーは高くなくてもトルク特性から速いマシンに仕上がっているみたいですね。

Subaru of Americaより画像引用
めちゃ跳んでる。
■最後に
ARAはかつてのWRCを見ているようで面白いですし、ドライバーも個性的です。
レースとは違い速度と派手さが本当にエキサイティングです。
よろしければぜひチェックしてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。
